PRIVATE LIVES
プライベート・ライヴスを観てきました。
いつものようにキャラメルボックス…ではなく、そこからは離れて…離れきってるわけでもないか。でも、西川浩幸さん出演ということで観にいってきました。正直、キャラメル以外の演劇ってほとんどはじめて観たのですが…これはおもしろい。
翻訳物の演劇ということもあってやや心配していたのですが、これがもう最高に笑えて、その上で鋭い恋愛観も感じられる傑作でした。各国で上演されつづけるのも頷けますね。
この劇は基本的に女性向だと思います。
しかし、登場する男女四人がともに強調されてはいるものの、とても人間味に溢れている。それぞれに個性的な、言い換えると癖の強い恋愛観を持ち、それゆえにぶつかる。
愛しいのに、大好きなのにうまくいかない。うまくいかないからいらだって…またケンカ。でも嫌いにはなれやしない…。
そんな微妙な感情を非常に巧みに描いていました。
しかし、それにしても西川さんはああいう役柄ははまり役だなぁ。まず登場しただけで笑えるのはなぜだろう。喜劇であるがゆえに、その個性は最高にマッチしていて、久しぶりに彼の真骨頂を見た気がしました。
もちろん他の三人もそれぞれに個性的。エリオットもアマンダもシビルも。見事に個性的で観ていて飽きない。常にひきつけられる人間くささが、時に驚くほど共感してしまう。そして、同時にとても愛しい。
どこまでも魅力的な四人に…ついでに最高にチャーミングなメイドさんも含めて最高に楽しい一日でした。
あと円形劇場っていいですね。
なんかもう一番前に座っちゃうとドレスの胸元まで見えてドキドキですよ(笑)。
この臨場感。まさに臨場感ですね。最高でした。
もっといろんな演劇を見ないとダメですね。
本当に最高だったなぁ。