アルシャードガイアRPG

アルシャードガイア リプレイ 明日へのプロファイル (ファミ通文庫)

アルシャードガイア リプレイ 明日へのプロファイル (ファミ通文庫)

 さらに、矢野俊策しのとうこでリプレイです。
 まだこっちは一話しか読んでませんけど…なんか羨ましいです。
 本当に良いコンビになってきてるよなぁ。

 TRPGにおいて、とりわけ商業的なリプレイにおいて女性のプレイヤー、しかも本当にうまい女性のプレイヤーと、押し付けない形でそれをうまく活かすことのできるゲームマスター(プレイヤー)は必須だと思う。

 リプレイは、TRPGにおける物語性を肯定したからこそ日本でのTRPGという形式を定着させ、成功させることができたと信じて疑わない。その意味で長らく、F.E.A.R.の作品には盲目的な女性プレイヤーか、あるいはそもそもプレイヤーに女性を用いず男性が女性キャラクターを演じることが当たり前になっていた。
 だが、それではダメなのだ。単なる数値のやりとりに過ぎないゲームではTRPGコンピューターRPGには決して勝てない。
 人間が持つ曖昧で、かつ汎用的な、けれどももっとも人間くさい魅力を物語とできなければ本質的なTRPGにはなりえないはずだ。

 だからこそ、しのとうこ矢野俊策という二人が良いリプレイをたくさん作れることは喜ばしいことだと思うのである。

 あー、でもやっぱりアルシャードそのものが嫌いで、ガイアって言っても、用はないとウィざーとで、それにダブルクロス風味を交えてるだけだというのが、TRPGとしてのアルシャードの評価です。