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10年くらい前、TRPGリプレイなんてものはほとんど淘汰されていて、セッションできない私でもせめてリプレイだけは!という願いすら叶わない状況だった。
そのことを思えば、今月の富士見からリプレイが三冊も出ているなんてのは信じられない状況になったと、改めて思う。
今はTRPGができるけど、それでもやっぱりリプレイがあったからこそのものだというのは変えようもない事実なんだと。
新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz〈2〉競争・怪盗・大湿原 (富士見ドラゴン・ブック)
- 作者: 篠谷志乃,グループSNE,桐原いづみ
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2007/03
- メディア: 文庫
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篠谷GMはうまいね。
何が上手いってプレイヤーとのコミュニケーションがとても上手い。
いや、言い方を変えれば『上手いGM』というのは総じて人間的なコミュニケーション能力に長けているのだと思う。
もちろんシナリオ構築能力やゲームデータ的処理能力は重要だけど、それだけに終始してプレイヤーを見ないGMは最低なのだと思うのです。
その意味で篠谷GMはプレイヤーとの人間関係を上手く築いている。それは秋田GMにも言えたことだけど、それ以上に篠谷GMはよりコミュニケーション能力に長じたGMであり、そしてそういうリプレイになっているのだと思うのです。
私はそういうのがとても羨ましい。
あのスチャラカ冒険隊が魅せた、にぎやかで楽しそうな場所に立ちたいと願ってTRPGをはじめた私にとっては何よりもずっと。