アリアンロッドリプレイルージュ3
ノエルと白亜の悪夢―アリアンロッド・リプレイ・ルージュ〈3〉 (富士見ドラゴンブック)
- 作者: 菊池たけし,F.E.A.R.,佐々木あかね
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2006/11
- メディア: 文庫
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でもキャンペーンでプレイヤーからも愛着があって、その上で引けない状況に立ち向かった結果の死であったとき。それは代えがたい記憶に残ることになります。
力丸乃りこさんのあの反応は、昔私のキャストが死んだ時の相方の反応によく似てました。とりわけプレイヤーとしての矢野さんは、あの中でも恐らくもっとも力丸さんに近しい心理状態にあったはず。頼るべき相手を失った時の喪失感は、それが例えゲームの中であったとしても、プレイヤーへとダイレクトに反映してしまうのでしょうね。
今回のルージュシリーズを見ていると、きくたけのマスタリングやシナリオの作り方も変わってきたなぁと思いました。
一時期F.E.A.R.のメンバーばかりがプレイヤーだった時は、身内だけで仲よくする、ある種ネタばかりに走った傾向がありましたが、今回の力丸さんを始め身内以外の人間、とりわけ女性を相手にすることによって、より丁寧なつくりができているようにも思います。
良いプレイヤーがいるからこそ、GMもまた常に成長するのでしょうね。
その辺り矢野の存在も大きいのかなとも思います。
一時期田中天が繰り広げた身内プレイ絶頂の、丁度対極に位置するプレイヤーとして矢野を見ることができるんじゃないかと。二人は旧知の間柄だというけれど、とても不思議な対称だとは思いました。
聖雪のキャンパス―アリアンロッド・リプレイ・ハートフル (富士見ドラゴンブック)
- 作者: 久保田悠羅,F.E.A.R.,bomi,菊池たけし
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2006/11
- メディア: 文庫
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で、こちらのハートフルは正直まだ微妙というところ。
特に女性声優二人は力丸さんに比べるとグレードが劣るという印象ですね。特に、ある種前段階のきくたけGMになれた小暮さんがマイナス方向へひっぱっているのかなと。
あと当のきくたけも正直プレイヤーとしては二流という感じ。決して下手だとは言えないけれども、GMっぽい感じなのである。
でも、これは非難できない。
私もつまるところRL(GM)をやりすぎでPLできなくなってる人間だし。
まあ、こっちはしばらくは様子見というところか。
でも印象としては劣ってるのは否めないですね。
猫の手冒険隊、集結!―ソード・ワールドRPGリプレイ集×S〈1〉 (富士見ドラゴンブック)
- 作者: 清松みゆき,グループSNE,牛木義隆
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2006/11
- メディア: 文庫
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R&Rの連載の仕方って正直どうよ、というのが最近の傾向です。
ユエルの時にも思ったけど、連載時にはどうでもいいって印象が強かったんですよね。でもリプレイにしてみるとそれほどでもない。むしろ普通に読める感じです。
少なくとも旧リプレイの4、5部ほどの悪印象はない。
個人的にはなぜか一番どうでも良かった印象のユーリリアがヒットしてる…。
なぜだろう。
ちなみにズンはプレイとしては案外妥当なのだが、個人的にはどうにも×。
このリプレイレベルならとりあえず今後も読んで損はないかなぁ。