ぞくり、とした感触が伝わってくる。 怯えた眼差しは、徐々に自らの胸元へと降りていき、“それ”を見て戦慄する。 彼女の胸元、やや左よりの場所。つまりは心臓のあるそこへ彼の右手が差し込まれていた。「ひ…ぃっ」 声にならない悲鳴がかすかに口から漏れる…
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