錦繍

 久しぶりに演劇を見てきた。
 錦繍。宮元輝原作の大人な人間の愛情と悲喜交々の物語だ。

 キャラメルボックスばかりを見ていた私にはとても新鮮で刺激的な物語。
 どこまで「わかった」かは自分でもわからないが、それでも5年前ではわからなかったのではないかとは思うのである。

 劇場というのはすばらしい。
 そしてすさまじい。
 人の持つ情のエネルギーをリアルに感じることができる、この劇場という場所が私はとても好きなのだと改めて実感するのである。